(※この記事は全体公開しています)
ウチからの購入者さんが「手首が痛む」と仰っていたので、私がやってるケア方法を書きます。
なお、私の手の故障歴は長く、もう5~6年になるのかなぁ。
一時期は箸を持つのも苦労するほど痛くて、3年治らなかったことがあります。
ということで、長年の経験で分かった腱鞘炎ケアの方法です。
湿布は治りを遅くする
湿布は治りを遅くするので貼りません。
炎症や痛みが起きている時は、血流を良くして細胞を修復させようとして「プロスタグランジン」という成分を分泌しているんですが、これが痛みの元にもなっています。
湿布に入っている「鎮痛消炎剤」は炎症や痛みを止めるんですが、プロスタグランジンの産生を抑え込んでしまうので、治りが遅くなってしまうんですね。
知らない人多いでしょうねぇ・・医者もこんなこと説明しませんから。
湿布を貼ると治りは遅くなっても、痛みにくくなります。
凄く痛くて治りが早いのと、痛まずに治りが遅いの、どっちを選びますか?ってことです。
腱鞘炎が酷い時は痛くて気になって気持ちも欝々するので、湿布を貼って痛みを消すのも有りです。
でも我慢できるくらいの痛みになったら、湿布は使わない方が回復が早いんですね。
実際、私が腱鞘炎の時す数カ月湿布を貼りっぱなしで治らなかったことがあります。
湿布を使わなくなったら2週間でどんどん治っていきました。
炎症が起きたり貼ったり痛みがあるのは、体がその部分を「治そう」としているんですね。
だからケアと早期回復に必要なものは、
- 休息
- 血流を良くする
- 筋肉の緊張を和らげる
この3つ。
腱鞘炎で痛む時は、仕事は軽めにするしかありません。
いつもと同じペースで仕事しちゃうと悪化して、仕事のパフォーマンスが悪くなりますからね。
だから我慢。
休息中は血流や筋肉の緊張を和らげるためにストレッチしましょう。
↑この手首ストレッチは大して効果がありません。
床に手を逆手にして、親指ごとストレッチする方が効果あります。10秒~15秒くらい。
特にマウスの使い過ぎには効果絶大。
痛まない程度にやってくださいね。
手の甲を下にしてストレッチ。
10秒から15秒くらい。
この2つのストレッチは、出来れば手を温めてからやると効果が高くなります。
手首の負担を軽減するためにタオルを巻きます。
手首も温まるので、血流良くなりますよ。
↑このサンワサプライで売ってるアームレストはイマイチ。
タオルの方が圧が分散されるし、キーボードの高さに対してもタオルの巻き加減で調節できます。
マウスのクリックで手が痛むなら、痛みが引くまでUSBフットスイッチでクリック作業をします。
マウスは使いますが、ポインターを動かすだけ。右クリックや左クリック、エンターキー、ショートカットキーなどなんでも割り当てられます。
私も腱鞘炎で苦しんでいた時はかなり重宝しました。
腱鞘炎の時は、なるべく手を使わないことが大事ですから。
マウスも違う種類のものを切り替えて使います。
1つのマウスだけを使って反復動作を繰り返すことで、手へのダメージを大きくしているんですね。
だから形や大きさが違うものを入れ替えて使う事で、手の同じ部分へのダメージを分散してくれます。
キータッチが変態級に軽いキーボード。
キーボードの打ち方やキーボードのキー圧でも手の負担を軽くできます。
筋膜はがし(筋膜リリース)も効果的。
これはお世話になってるライターさんがケアのためにやってるそうです。
入浴中にやると良いですね。
ちなみに動画のモデルは私です。
体はツール(道具)の一部
体ってSIRIUSやワードプレス、パソコンと同じでツール(道具)みたいなもんです。
故障すると使えなくなるので、体の声を聴いてケアすることは、長く楽しく仕事するうえで大事だな~と思います。
ご参考頂ければ幸いです。